第180回御茶ノ水デジコンサロン「ソーシャルビッグデータ活用の可能性と課題」開催

2015年3月9日(月)19:00より「第180回 御茶ノ水デジコンサロン ソーシャルビッグデータ活用の可能性と課題」を御茶ノ水デジタルハ リウッドで開催しました。

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講師は、データセクション株式会社 取締役会長の橋本大也さん。創業した当時は、受託中心で大型案件ばかり狙って不安定だった経営を、小口だけれども長く付き合ってくれる顧客をひとつひとつ 積み重ねていく「座布団型経営」に転換したことで、ホップ、ステップ、ジャンプで上場できたという話。そして、その際に、「この下に凄いものが…(ブツブ ツ)」とつぶやいていたところ、それを聞きつけた顧客の中からパートナーが現れ、そのパートーナーに経営を任せたことが成功要因だったという話。ムダをし ない健全な財務体質、顧客に無料サービスをせず、付加価値分はきちんと50:50でもらう、新卒を採用して育てる、美点重視、バンド経営等々。ソーシャル ビッグデータ分析では、渋谷は実はライブの街であるということが分かったという話、お菓子の家をファミリー層に訴求したことで来客増に繋げた話、読モやモ デルの行動分析から、彼女たちが頻繁に「お誕生会」を開催し、そこから次のファッショントレンドが見えてくるという話、TBS報道局長賞を受賞した「ハ ザードサイネージシステム」の話など、非常に面白いエピソードをたくさん聞かせていただきました。課題は、たとえば、Twitterのノイズが多いこと で、データセクションの強みは、ある意味そのノイズ除去アルゴリズムにあるとのこと。2月にニフティの「みるぞう」を買収、4月から自社メディアとして、 よりきめの細かいソーシャルビッグデータ解析も始めるのだそうです。特筆すべきは、意表をついた「手書きのプレゼン」。味があって、橋本大也さんらしさが にじみ出ていて、とてもよかったです。二次会は、いつもの「きやり」。こちらも楽しい会話に花を咲かせました。

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